さるぼぼ
岐阜県の伝統工芸品の人形にさるぼぼがあります。
さるぼぼはお猿とぼぼをかけている名前で、古くから岐阜県、飛騨地方に伝わる 可愛らしいお人形です。 ただの人形としてだけではなく御守の効果も持っています。 この地方のお婆さんが孫や子供のために作ったのが始まりとされている人形で、 今ではお土産としても人気の高いアイテムです。 飛騨弁では赤ん坊のことを「ぼぼ」と呼び、猿とぼぼをかけている「さるぼぼ」 は子宝や安産の御守としても効果があるとされていますので新婚さんや妊婦の方に 喜ばれるお土産でしょう。 子宝や安産の効果だけでなく、災いが去る（去る＝猿）、良縁（縁＝猿）、 家内円満（円満＝猿まん）など、猿ということでなにかと縁起の良い御守として 万人に喜ばれますので、岐阜県のお土産のさるぼぼを選ばれる方も多いです。
さるぼぼの色はもともと多くなく基本的には赤色だったのですが、色と絡めて 御守の効果が変わると考えられるようになり、今では多くの色のさるぼぼがあり、 その種類によって期待される効果も違います。 このあたりは御守というよりも、風水の考え方も取り入られているのでしょうか。 風水は色によって運気を呼び込みますが、色によって金運だったり健康運 だったり、望む効果を得るためには色と配置を考えます。 さるぼぼも同じようにお人形の色によって効果が変わると考えられますので、 人に贈るのであれば相手の喜びそうな色を選んで差し上げましょう。 赤色のさるぼぼは勝負運がアップすると考えられており、勝負師やギャンブラーの 方に贈ればきっと喜ばれます。 今では個人で株取引をしている人も少なくないので、ここ一番の大勝負には 縁起担ぎとしてもよいでしょう。 他にもプロ野球の選手やＪリーグの選手、オリンピックの選手にもお勧めです。 青色のさるぼぼは学業運があがるとされるので、学生の方や受験生にぴったりです。 逆に言えばそれ以外の方に青色を贈るのはあまりお勧めできません。 黄色のさるぼぼは金運に恵まれるとされますので、どのような方に贈っても 喜ばれる一番人気です。 お金が嫌いな人はいませんし、相手が何を望むか良く分からなければ、 黄色を贈っておくのが無難でしょう。 緑色のさるぼぼは健康に効果があるとされているので、病弱な方や年配の方に 喜ばれる色です。 病気になりたい人もそういないでしょうし貰っていやなものでもありませんが、 健康優良児が貰ってもちょっと面白くないかもしれませんので、何色がいいのか 迷った場合はこの色を選ぶこともないでしょう。 緑色に近いものとして長寿運アップの紫色があります。 この色のさるぼぼはお爺ちゃんやお婆ちゃんへのお土産としてよく選ばれます。 妖艶な色だからと若い方に選んでしまいそうですが気をつけましょう。 それならばピンク色が見た目どおりの恋愛運アップですので、若い方への お土産ならばピンク色のさるぼぼを選んで差し上げましょう。 若い女性ならピンク色の人形を嫌がることもありませんし、見た目が 可愛いだけでなく恋愛運も上昇するとなれば、これはもう大喜び間違いなしです。